SquareとSTORESはどっちが安い?手数料と月額の分かれ目
結論:月の売上が小さい店は、月額0円で端末4,980円〜のSquareが少額です。クレジットの売上が月およそ55〜64万円を超えると、月3,300円でクレジット1.98%になるSTORESスタンダードの方が年間の費用が少なくなります。
電子マネー・QRはどちらも3.25%・3.24%でほぼ同じ。差はクレジットの率(2.5%と1.98%)と、月額・端末代です。
次にやること:自分の月のクレジット売上を出し、下の分かれ目と比べます。STORESフリーを検討する場合は、2026年12月1日からの40円加算の対象も確認します。
SquareとSTORESの料金の違いは?
| 比べる点 | Square | STORES フリー | STORES スタンダード |
|---|---|---|---|
| 月額 | 0円 | 0円 | 3,300円(年間契約。月契約3,960円) |
| 決済端末 | リーダー4,980円、ターミナル39,980円など | 27,720円 | 1台無償貸出(2台目以降は購入) |
| クレジット | 2.5%(条件内)/3.25% | 2.48%〜/3.24% | 1.98%〜/2.98% |
| 電子マネー・QR | 3.25% | 3.24% | 3.24% |
| 入金 | 三井住友・みずほ:翌営業日、その他:週1回、振込無料 | 手動:最短翌々日(10万円以上で振込無料)、自動:無料 | 同左 |
| その他 | 即時入金は1.5% | 2026年12月1日から1注文40円加算 | 解約後も契約期間中は利用可、途中解約の返金なし |
「/」の右側は、年間のキャッシュレス決済額3,000万円以上など条件外の率です。
売上別に計算するとどっちが安い?
決済だけ(端末・月額・手数料・振込手数料)で比べた結果です。
月の売上30万円
| 順 | 決済サービス・プラン | 1年目 | 2年目 | 決済手数料/年 | 振込手数料/年 | 注意 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | Square(POSレジ+決済) Square POSレジ(0円)+Square リーダー | 55,380円 | 50,400円 | 50,400円 | 0円 | クレジット2.5%は中小企業の定義に当てはまり、年間キャッシュレス決済額3,000万円未満などの条件(登録が必要) |
| 2 | STORES レジ+STORES 決済 フリープラン(0円) | 77,832円 | 50,112円 | 50,112円 | 0円 | クレジット2.48%は対面キャッシュレス決済額が年間3,000万円未満などの条件/フリープランは2026年12月1日から決済手数料に1注文40円の加算(料金一覧ページの脚注とネットショップの料金ページに同じ注記。対面決済が対象かは注記のリンク先FAQで確認が必要で、計算に含まず) |
月の売上100万円(カフェ)
| 順 | 決済サービス・プラン | 1年目 | 2年目 | 決済手数料/年 | 振込手数料/年 | 注意 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | Square(POSレジ+決済) Square POSレジ(0円)+Square リーダー | 206,580円 | 201,600円 | 201,600円 | 0円 | クレジット2.5%は中小企業の定義に当てはまり、年間キャッシュレス決済額3,000万円未満などの条件(登録が必要) |
| 2 | STORES レジ+STORES 決済 スタンダードプラン(年間契約・月3,300円) | 218,448円 | 218,448円 | 178,848円 | 0円 | クレジット1.98%は対面キャッシュレス決済額が年間3,000万円未満などの条件/年間契約の月額換算(月契約は3,960円)。決済端末は年間契約で1台無償貸出、2台目以降は購入 |
月の売上300万円(飲食店)
| 順 | 決済サービス・プラン | 1年目 | 2年目 | 決済手数料/年 | 振込手数料/年 | 注意 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | STORES レジ+STORES 決済 スタンダードプラン(年間契約・月3,300円) | 562,536円 | 562,536円 | 522,936円 | 0円 | クレジット1.98%は対面キャッシュレス決済額が年間3,000万円未満などの条件/年間契約の月額換算(月契約は3,960円)。決済端末は年間契約で1台無償貸出、2台目以降は購入 |
| 2 | Square(POSレジ+決済) Square POSレジ(0円)+Square リーダー | 601,680円 | 596,700円 | 596,700円 | 0円 | クレジット2.5%は中小企業の定義に当てはまり、年間キャッシュレス決済額3,000万円未満などの条件(登録が必要) |
分かれ目はクレジット売上いくら?
SquareとSTORESスタンダードの差は、ほぼクレジットの率の差(2.5%−1.98%=0.52%)で決まります。端末1台の場合で計算すると、
- 2年目以降:STORESスタンダードの月額(年39,600円)を0.52%で取り戻すには、年間のクレジット売上が約762万円(月約63.5万円)
- 1年目:Squareのリーダー代4,980円を差し引くと、年間約666万円(月約55.5万円)
です。月の売上100万円・キャッシュレス60%・クレジット60%の店では、月のクレジット売上は36万円なのでSquareが少額、月300万円・キャッシュレス60%・クレジット65%の飲食店では117万円なのでSTORESスタンダードが少額になります。
機能・使い勝手の違いは?
- Square:POSレジの利用料0円。在庫管理(在庫数の自動調整)、複数店舗の管理、勤怠・シフト管理が無料で使えると公式ページに書かれています。予約はSquare 予約(別サービス)。
- STORES:フリーとスタンダードの2プラン。スタンダードにするとネットショップとの在庫連携や、会計時のスタッフ登録などが使えるとされています。予約はSTORES 予約(別サービス)。飲食店向けのテーブル管理に対応、テーブルオーダーは別途月額。
移動販売・イベントならどっち?
端末の持ち運びと、少ない売上での固定費の小ささが大切です。月の売上60万円・キャッシュレス50%(クレジット40%)の移動販売の例です。
| 順 | サービス・プラン | 1年目の総額 | 2年目の年額 | 決済手数料/年 | 初期・周辺機器 | 注意 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | Square(POSレジ+決済) Square POSレジ(0円)+Square リーダー | 111,180円 | 106,200円 | 106,200円 | 4,980円 | クレジット2.5%は中小企業の定義に当てはまり、年間キャッシュレス決済額3,000万円未満などの条件(登録が必要) |
| 2 | STORES レジ+STORES 決済 フリープラン(0円) | 133,416円 | 105,696円 | 105,696円 | 27,720円 | クレジット2.48%は対面キャッシュレス決済額が年間3,000万円未満などの条件/フリープランは2026年12月1日から決済手数料に1注文40円の加算(料金一覧ページの脚注とネットショップの料金ページに同じ注記。対面決済が対象かは注記のリンク先FAQで確認が必要で、計算に含まず) |
詳しくは「移動販売・イベントのキャッシュレス」で、通信やオフライン時の確認点もまとめています。
申し込む前に確認することは?
- Squareの中小企業向け料率(2.5%)の条件と登録方法
- STORESスタンダードは年間契約で、途中解約の返金なし
- STORESフリーの40円加算の対象
- 端末の台数と価格(STORESの2台目以降の価格は料金一覧に記載なし)
- 入金口座(Squareは三井住友・みずほで翌営業日)
Airレジ・スマレジも含めた比較は「Airレジとスマレジの違い」と比較表で確認できます。
端末はどれを選ぶ?
Squareは端末の種類が多く、公式の価格(税込)は次のとおりです。
| 端末 | 価格 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| Square リーダー(第2世代) | 4,980円 | 手持ちのスマホ・タブレットとつなぐ |
| Square スタンド(第2世代) | 29,980円 | iPadをレジにする |
| Square ターミナル | 39,980円 | レシートプリンター内蔵の一体型 |
| Square ハンディ | 44,980円 | 持ち運び・席での会計 |
| Square キオスク | 29,980円 | セルフ注文・会計 |
| Square レジスター(第2世代) | 99,980円 | 据え置き型の一体型レジ |
STORESは、フリープランは決済端末27,720円(税込)、スタンダード(年間契約)は1台無償貸出です。2台目以降の端末の価格は料金一覧に記載がありません。
ネットショップ・予約も使うなら?
- STORES:スタンダードにするとネットショップとの在庫連携が使えるとされています。予約は STORES 予約(予約の事前決済はフリー5.2%〜、スタンダード3.3%〜)。
- Square:予約は Square 予約(別サービス)。
ネットショップ・予約を同じ会社でそろえると、商品・顧客のデータをまとめやすくなります。ただし、それぞれの料金と手数料は別にかかるため、合計で比べます。
2年目以降に見直すポイントは?
Squareは月額がないため、売上が伸びたときの見直しは手数料の率だけです。STORESスタンダードは年間契約の更新時に、フリーとの差(月3,300円と率の差)を毎年確認します。年間のキャッシュレス決済額が3,000万円に近づいたら、Squareのカスタム手数料の相談や、ほかのサービスの条件外の率も比べます。
入金のタイミングで比べると?
- Square:三井住友銀行・みずほ銀行なら決済日の翌営業日に自動で入金。それ以外の銀行は毎週水曜締め・金曜振込。振込手数料は無料。急ぐときは即時入金(送金額の1.5%)。
- STORES:手動入金は必要なときに依頼して最短翌々日(売上合計10万円以上で振込手数料無料)。自動入金は決まったサイクルで振込手数料無料。
入金を早く受け取りたい店は、Squareを三井住友・みずほの口座で使うと翌営業日になります。STORESは手動入金で必要なときに引き出せますが、10万円未満だと振込手数料が無料になりません。どちらも、入金のタイミングが仕入れ・家賃の支払日に間に合うかで判断してください(入金サイクル)。
まとめ:SquareとSTORESの選び方
月の売上が小さい店、出店日が少ない店、固定費をかけたくない店は、月額0円でリーダー4,980円から始められるSquareが少額になりやすいです。月のクレジット売上が約55万〜64万円を超える店は、月3,300円でクレジット1.98%になるSTORESスタンダードの方が年間の費用が少なくなる計算です。STORESフリーは端末27,720円とクレジット2.48%で、2026年12月1日からの1注文40円加算の対象を確認してから選びます。入金を急ぐ店はSquareを三井住友・みずほの口座で使うと翌営業日に入ります。どちらも低い率は条件つきなので、年間の決済額が3,000万円に近い店は条件外の率でも計算してください。
自分の条件(業種・月の売上・キャッシュレス比率・決済の種類・台数・必要な機能・補助金)での1年目の総額は、トップの計算ツールで出せます。入力内容は送信されません。
よくある質問
- SquareとSTORES、手数料はどっちが安い?
- クレジットはSTORESスタンダード(月3,300円)が1.98%〜で、Square(条件内2.5%)より低い率です。STORESフリー(月0円)は2.48%〜でSquareとほぼ同じです。電子マネー・QRはSquare3.25%、STORES3.24%です。
- 月額を払ってもSTORESスタンダードの方が得になるのはいつ?
- クレジットの率の差は0.52%です。端末1台なら、年間の差(月額39,600円と端末代の差)を手数料の差で取り戻せるのは、月のクレジット売上が1年目で約55.5万円、2年目以降で約63.5万円を超えたあたりからです。
- 入金はどっちが早い?
- Squareは三井住友銀行・みずほ銀行なら翌営業日、その他の銀行は週1回(水曜締め・金曜振込)。STORESは手動入金なら決済日から最短翌々日、自動入金は決まったサイクルで、国内すべての金融機関に対応しています。
- STORESフリープランの40円加算とは?
- STORESの料金一覧に「2026年12月1日より、フリープランの決済手数料に1注文あたり40円が加算されます」とあります。対面の決済も対象かは料金一覧からは特定できないため、公式のよくある質問で確認してください。
- 両方を併用することはできる?
- 決済サービスを複数使うことはできますが、端末・入金・明細・会計の照合が分かれ、管理の手間が増えます。手数料の差だけで併用するより、どちらか一方にまとめて条件のよいプランを選ぶ方が、小さなお店では分かりやすいことが多いです。
出典・確認した一次情報
- Square 決済手数料:https://squareup.com/jp/ja/payments/our-fees
- Square ヘルプ 決済手数料:https://squareup.com/help/jp/ja/article/5068
- Square POSレジ:https://squareup.com/jp/ja/point-of-sale
- Square ハードウェア:https://squareup.com/shop/hardware/jp/ja
- STORES 料金一覧:https://stores.fun/pricing
- STORES 決済:https://stores.fun/payments
- STORES レジ:https://stores.fun/regi